By Michael Baxter -2025年10月15日（Real Raw Newsより翻訳）
「アメリカ・ファースト」の標語を信奉するホワイト・ハットは、2017年にトランプ大統領自身が世界的テロ資金供与を非難したイスラム国家カタールに対し、よりによってディープ・レッドのアイダホ州に空軍施設を建設する許可を与えたトランプ大統領とピート・ヘグセスの決定に激怒しているという報せである。
先週、ワシントンで大統領とヘグセスがカタールのサウード・ビン・アブドゥルラフマン・アール＝サーニー首相と合意に署名したのち、SNS上では保守系の論客の間でさえ即座に強い反発が巻き起こり、非難の大合唱となったのである。カタールやムスリム同胞団が米国土に足場を築くという発想はローラ・ルーマーの怒りを買い、彼女はこの動きを糾弾し、中間選挙では投票しないと誓った。他の者たちも彼女と同様の意見を表明した。
この圧倒的な反対の声は国防総省も看過できず、ヘグセスはダメージコントロールとして合意内容を「空軍基地ではなく“空軍施設”であり、カタールのF-15とパイロットの一部を受け入れる場にすぎない」と釈明したのである（それがどうして空軍基地でないと言えるのか）。
しかし、この語義の言い換えは不安を和らげることに失敗し、SNSには依然として不安と怒りが渦巻いている。
インフルエンサーやコメンテーターと違い、現役軍人は自らが同意しない行政決定を公に批判する自由を持たないため、その沈黙が大統領のあらゆる決定への暗黙の賛同と受け取られるかもしれない。だが実情はそうではない。
過去一週間、RRNは陸軍と海兵隊のそこそこの高位の将校6名（うち1名はアイダホ州出身）に取材し、米国内に「侵入してくるイスラム教徒」を受け入れることに対する軍の見解を探った。彼らは報復を恐れて匿名を条件とした。一部は驚くほど率直な意見を述べたのである。
「トランプとアメリカにとってひどい、ひどい取引だ。ムスリムはすでに我々の社会に深く根を下ろし、新しいモスクが毎日のように建っている。トランプが飛行機をもらったからやった、なんてことがないと祈る。相手はジハーディストだ。連中のパイロットの一人がF-15でビルに突っ込むと決めたらどうする？ フォート・フッドを思い出せ」とある将校は語った。
2009年11月、狂信的なムスリムで陸軍精神科医のナダル・ハッサムがテキサス州フォート・フッドで銃乱射事件を起こし、胎児を含む13人を殺害、30人に重軽傷を負わせた。犯行時に彼は「アッラー・アクバル！」と叫んだ。
「我々が相手にしているのはそういうことだ」と同じ将校は続けた。「ムスリムは皆、節度を欠き過激化している。私は連中を信頼しないし、信じてもいない。背後から刺す機会をうかがっているだけだ」。
第二の情報源は表現こそ抑制的であったが、潜在的なテロリストを米国土に招き入れることに対する明確な懸念を示したのである。
「これは国家安全保障問題であり、なぜリスクを取るのか。国防総省が監督するかどうかは問題ではない。実際には数千人規模のカタール人――パイロットと支援要員――が、敬虔なアメリカ人の住む地域からわずかな距離で、我が国のハードウェアに自由にアクセスできるようになるという話だ。災厄のレシピである。我々はバイデンが選挙を盗んだ後にトランプ大統領のために戦った。しかし我々が戦ったのはこれではない。沼を干上がらせ、アメリカを再び偉大にするためであって、カタールをアメリカで偉大にするためではない」とこの情報源は語った。
取材した6名の将校のうち5名は、カタール人を歓待する発想そのものに嫌悪を示した。
唯一の異論はこう述べた。「見ろ、我々アメリカはカタールにアル・ウデイド空軍基地というとてつもなく大きな基地を持ち、1万1千人が駐屯している。砂漠の嵐のときから防衛協力協定があり、連中は我々のために10億ドルを投じて基地を作った。だからギブ・アンド・テイクを求めるのを責められない。向こうが何かを与え、見返りを求める――フェアだし、それが今回の件だ。私は少しも気にならない。トランプ大統領が我々のルールを順守させるはずだ」。
この合意が消えないインクで刻まれたように見える以上、国防総省がテロとの関係が証明されているイスラム多数派国家の指導者を適切に審査したのかどうか、我々はそうであることを願うばかりである。
