By Michael Baxter -2025年7月8日(Real Raw Newsより翻訳)

アレックス・ジョーンズは泣き崩れ、MAGAインフルエンサーのジャック・ポソビック、サーノヴィッチ、ベニー・ジョンソンはSNSで司法省を痛烈に糾弾した。ローラ・ルーマーは「ドナルド・トランプが解任しないならパム・ボンディは辞任すべきだ」と要求した。
ペドフィリア富豪ジェフリー・エプスタインには顧客リストは存在せず、2019年8月10日にニューヨーク・メトロポリタン矯正センターで自殺した――この内容を記した司法省メモが流出し、MAGA界隈は烈火の如く反発した。非難の矛先は司法長官パム・ボンディに集中しつつある。
1か月前、ボンディはレストランで「FBIがエプスタイン島から押収した数千本もの猥褻ビデオが存在し、その多くに大人と子どもの性行為が映っている」と一般女性に語る姿を隠し撮りされた。またFox Newsの番組では「未公開のエプスタイン資料が何千ページも手元にある」と公言した。部下のFBI長官カシュ・パテルと副長官ダン・ボンジーノも、かつては「エプスタイン死亡は不審」と述べ、独房前の唯一の監視カメラが細工された可能性を示唆していたが、最近になって「他殺の証拠は見当たらない」とトーンダウンした。
この“手のひら返し”はMAGA陣営にとって不意打ちであり、署名のないメモはまさに止めを刺す一撃となった。署名欠落から偽文書説も浮上したが、ホワイトハウス報道官キャロライン・レヴィットはFox Newsのピーター・ドゥーシー記者の質問に対し、メモが真正であると認めた。ただし詳細説明は回避した。
問題を要約すれば「なぜ方針を覆したのか」である。合理的な答えは2つ――「当時、我々は嘘をつかれていた」か「今、嘘をつかれている」かである。もしエプスタインが他殺で、司法省が顧客リストを握っているのなら、なぜ真実を公表せずに幕引きするのか。リベラル勢力やイーロン・マスクは「リストの至る所にトランプの名がある」と吹聴するが、バイデン政権と故メリック・ガーランドは資料に自由にアクセスできた。もしトランプを陥れる証拠が実在すれば、彼らは即座に公開していたはずである。要するに、トランプがエプスタイン島で享楽に耽ったという話は人格暗殺のための作り話にすぎない。
それでもMAGA支持者は納得できる理由を求めている。鍵を握るのはボンディ本人かもしれない。
DHS情報筋によれば、問題のメモ作成3日前、黒いスーツとサングラスを着けた外国人男性2人がペンシルベニア通り950番地の司法省本館を訪れ、「エプスタイン案件」でボンディとの面会を要求したという。2人はアルバニア訛りの片言英語を話し、10時40分に執務室入りし10時55分に退出した。
「訪問バッジを携え、“エプスタインについて話がある”と言って入った」と情報筋は証言する。「室内は防音で何を話したかは不明だが、ボンディは面会後も口を閉ざしたままだ」。
単独証言のみでは確証とならないが、もし事実なら彼らは何者か、エプスタインとどう関わるのか――疑問は尽きない。Real Raw Newsは「ホワイト・ハット」筋を含む複数ルートで裏付け捜査を続行し、MAGA陣営が納得し得る答えを得るまで追及を止めない所存である。