By Michael Baxter -2025年8月12日(Real Raw Newsより翻訳)

ホワイト・ハットは日曜日、アラスカ州ワシラでウクライナ人の暗殺者を殺害した。これは、ドナルド・J・トランプ大統領が「最後のフロンティア」ことアラスカの非公開会場でウラジーミル・プーチンと会談する予定日の5日前の出来事である。
午後10時頃、米陸軍第10特殊部隊グループの兵士らがレイク・ルシール近くのフロント・ストリートにある平屋に突入し、キエフ在住の元ウクライナ国防省職員であるステファン・オレストヴィッチ(42)を射殺した。彼はウクライナ陸軍特殊作戦軍で10年を過ごした訓練された狙撃手でもあった。米特殊部隊が彼を殺害せざるを得なかったのは、突入した兵士らに対し彼が拳銃を抜いたためである、とホワイト・ハットの情報源はReal Raw Newsに語った。
脅威を無力化した後、兵士らはシグP229拳銃2丁、スコープ付きかつサプレッサー装着のダニエル・ディフェンスDDM4(AR系ライフル)、およびオレストヴィッチがアンカレッジ経由で米国入国に用いた精巧に偽造されたパスポートを発見した。ホワイト・ハットは現在これら銃器の出所を追跡中であり、彼が8月5日に米国到着後、国内で調達したと見ている。
情報源によれば、プーチンがトランプ大統領に対し「熟練かつ悪名高い暗殺者がアラスカへの潜入に成功した」と高い確信を持って通報した。ロシアの対外防諜機関FSBは、いかなる手段かをもって、オレストヴィッチがトランプ—プーチン会談に先立ってワシラに滞在することを把握していた。会談場所はホワイトハウスとクレムリンの双方が厳重に秘匿しており、オレストヴィッチがその位置を知っていたかは不明である。彼はすでに死亡しており尋問不能であるため、標的がトランプなのかプーチンなのか、あるいは両者なのかも分かっていない。
8月7日、特殊部隊はアンカレッジでシークレットサービスと会合し、暗殺者を発見するための計画を立てた。シークレットサービスは人口約3,000人の小都市ワシラ全域に広がり、ここ数日に不審者を見なかったか住民に聞き込みを行った。暗殺者としては、オレストヴィッチは格別に目立たぬ行動を取っていなかったようである。二つの飲食店の従業員が、東欧訛りの強い中年男性(痩せ形で身長約190センチ)が来店し、レイク・ルシール近くの小さなキャビンに滞在していると証言した。
手掛かりを追ったシークレットサービスはキャビンを監視し、砂利の私道に停められていた起亜ソウルのナンバーを照会した。車両はアンカレッジ国際空港のエンタープライズで借りられており、借受人は国際運転免許証と名義の一致する外国発行のマスターカードという偽造身分証を用いていた。オレストヴィッチの偽名について、情報源は明かさなかった。
標的を特定したと確信したシークレットサービスと特殊部隊は、どちらが拘束作戦を主導するかで意見を戦わせ、双方が手柄を望んだのである。最終判断はトランプ大統領が下し、「突入・制圧は特殊部隊、その後の引き渡しはシークレットサービス」と決した。
同時にトランプ大統領はプーチンに連絡を取り、オレストヴィッチの所在を把握し、逮捕が間近であることを伝えた。
その後2日間、兵士とシークレットサービスはオレストヴィッチの動静を追跡し、背後に共犯者がいないかを慎重に確認した。彼は1日に2回、各1時間だけキャビンを離れ、「ノンナズ・オステリア」か「エベレッツ・カフェ」で朝食と夕食をとり、会話を避けて隅の席にひとり座っていたのである。
日曜日、特殊部隊は逮捕を実行する時が来たと判断した。兵士4名が正面ドアから突入し、さらに8名がキャビンを包囲して窓からの逃走に備える手筈であった。
作戦は、兵士の1人が窓を破ってCSガス弾を居間に投げ込むところから始まった。そこではオレストヴィッチが椅子に腰掛け雑誌を読んでいた。しかし不運にも手榴弾は不発であった。兵士らがドアを蹴破って膝まずくよう命じ、両手の指を頭上で組むよう指示すると、オレストヴィッチは従わず、腰帯の拳銃に手を伸ばした。直後、彼は全身に弾丸の雨を浴び、即座に倒れたのである。
その後、特殊部隊とシークレットサービスは口論となり、後者は「自分たちが主導していれば生け捕りにできた」と主張した。
更新:オレストヴィッチが借りていたキャビンは地元の人物から現金で賃借していたことが判明した。当該人物は氏名の公表を望んでいない。