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ポールとナンシーのクリスマス・グッドバイ

By Michael Baxter -2022年12月24日(Real Raw Newsより翻訳)

GITMOの職員が模範囚と呼ぶポール・ペロシは、クリスマス・イブに、火曜日の朝に絞首台に向かう妻に最後の言葉をかけるかどうか尋ねられた。

彼女の名前を聞いただけで、ポールは感情を爆発させた。顔を真っ赤にして、涙が小滴となって頬を伝った。ナンシーの死によって、今までナンシーに苦しめられてきた自分が解放されることを望んでいるのだ。彼女の死は、彼を自由へと導いてくれる。なぜなら、監禁されていても、彼女の生き様が、まるで痒みのように彼を悩ませるからだ。

ポールはスタッフに、条件付きで最後の敬意を表することを喜んだ。ナンシーに猿ぐつわをはめるように頼んだ。そうしないと、彼女が罵詈雑言を浴びせてきて、自分の言葉が出てこなくなるからだ。ナンシーのスピーチは、いったん始まると、まるで樽が坂を転がるように、跳ねて、ループして、制御不能になった。不思議なことに、スタッフはそれに従った。ポールは、ナンシーに対する証言がうまくいって、少しは好感を持たれたのだろう。彼は、ナンシーへの発言を「記録に残しておきたい」とも言っていた。

筋肉質の海兵隊員と将校に付き添われて、ポールは天井の蛍光灯に照らされた小さな四角い部屋へ入った。その下には、2つの空のオフィスチェアが5フィート(152.4cm)間隔で向かい合って置かれていた。ポールはドアからいちばん遠い席に座り、深呼吸をした。ナンシーは手錠をかけられ、蹴りながら、猿ぐつわを通して叫ぼうとしていたが、タイル張りの床で囚人靴が滑ってドアの前に現れた。彼女の背後には海兵隊員が立っており、その手はまるでアコーディオンのように彼女の上腕を掴み、握りしめていた。震える体をポールの向かいの席に押し込むと、彼は「落ち着け、行儀よくしろ」と注意した。

ナンシーの目に怒りが走った。顔色は紅潮している。彼女は憑りつかれたようにポールを見つめた。

「やあ、ナンシー」とポールは穏やかに言った。「急な話だったので、リストを作る時間がなかった。クリスティーナが俺の実の娘でないことは知っている。そう、彼女は俺の特徴をいくつか持っている。いや、検査はしていない。男はこういうことが分かるんだ。 黙っていたけど知ってほしいのは、最初から知ってたってことさ。俺はおまえが嫌いだ、 言葉にできないくらい。他の会社では言わないような言葉で言いたいことがある。20年以上、おまえは私を招かれざる客か、蹴る猫のように扱ってきた。しかし、俺が去ろうとすると、おまえは私を破滅させるか、もっとひどいことをすると脅した。俺を愛していたからじゃない。いじめる相手が必要だったんだろう。俺は刑務所に入れられるかもしれない。でも、おまえは死ぬんだぞ。俺はおまえのために涙を流さないさ。俺はおまえといるより、ここにるほうが幸せさ。平穏な日々を送ってるんだ。誰も俺を煩わせない。口うるさいこともない。喧嘩もない。命を狙われることもない。おまえはこの世でいちばん卑劣で邪悪な女だ。ヒラリー・クリントンは、おまえに比べたらマザー・テレサみたいなもんだ。この恩知らずで、自己中心的で、誇大妄想狂。自己愛が強く、思いやりのない女で、サイコパスだ。今、俺はシラフで、はっきりと見ているんだ。そして今、俺は、そして世界は、おまえからきっぱりとおさらばするのさ」と続けた。

唾液がナンシーの猿ぐつわを濡らし、唇の端に滴り落ちた。海兵隊員は彼女の肩に手を置き、座席から飛び出そうとするのを止めた。

「メリークリスマス、ナンシー」ポールはそう言ったが、その声は空虚で感情がこもっていなかった。「私の過去は白紙だ」。

海兵隊員と将校は、ポールを独房に、そしてナンシーを彼女の独房に案内した。

噂によると、ポールは減刑されるかもしれない。

トランプの真実
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