By Michael Baxter -2025年5月14日(Real Raw Newsより翻訳)

今週裁かれているのはショーン“ディディ”コムズだけではない。グアンタナモ湾南法廷で火曜午前、米海軍法務総監部(JAG)と軍事委員会事務局は、被拘束者となった元国務長官アントニー・ブリンケンに対する証言を聴く陪審員を着席させたのである。
報じたとおり、ホワイト・ハットは逃亡を続けたブリンケンを2年間追跡し、ポスト・バイデン時代にしては珍しくD.C.を訪れていた4月3日に遂に逮捕した。ブリンケンは替え玉やクローンを用いることで知られていたため、ホワイト・ハットは複数の検査を実施し本人であることを確認した。ブリンケンは反逆・敵援助・扇動の罪で起訴され、4月8日の予審で無罪を主張し黙秘権を行使した。かくしてGITMOに送られた軍事裁判が火曜午後に始まり、4日間の審理が予定されている。
RRNは公式議事録を受け取っていないが、初日の概要が提供された。
まず、開廷2時間前に何者かが裁判所の火災報知器を作動させ、海軍消防隊が出動し誤報と判明する騒ぎで開始が遅延した。NCISが報知器の指紋を採取したという。
判明している範囲では、リア・レイノルズ少将が検察側証人として、2021年から2025年1月までブリンケンの首席補佐官を務めたスージー・ジョージを尋問した。少将の質問は、バイデンがデラウェアの地下室に籠もっていた大半の任期中、ブリンケンら少数の政権中枢が実権を握っていたことを立証する狙いであった。
ジョージは2021年3月、ブリンケンが外相職を私物化し莫大な利益を得ると豪語していたと証言した。さらに、2022年2月のロシア「特別軍事作戦」開始後、故ロイド・オースティンら高官と共にプーチン打倒と金儲けを企図する会合を開き、「キックバック」の話があったとも述べた。ブリンケンがウクライナ支援パッケージを起案し、オースティンと故ジャネット・イエレンと共に議会承認なしでゼレンスキーに資金を流す仕組みを画策したという。
証言中、手錠をかけられたブリンケンは弁護人の隣からジョージに投げキスを送り「キス・オブ・デス」と口を動かしたため、少将は休廷を宣告した。
進展があり次第、続報を届ける予定である。