By Michael Baxter – 2026年6月30日(Real Raw Newsより翻訳)

保守派が多数を占める連邦最高裁判所は今週、ドナルド・J・トランプ大統領に対し、一方では大きな勝利を、他方では大きな敗北をもたらした。政府機関の「沼(ディープ・ステート)」一掃をさらに進めることを認める一方で、不法移民の子どもたちを国外退去させようとする取り組みには待ったをかけた。
月曜日、最高裁は6対3の判決で、独立連邦機関の職員を大統領による自由な解任から保護してきた1935年の判例を覆した。この判例は、1933年にフランクリン・D・ルーズベルト大統領が政策上の対立を理由にウィリアム・ハンフリー連邦取引委員会(FTC)委員を解任しようとした際、最高裁がこれを「違憲な権限侵害」として阻止したことに端を発している。
今回の「Trump v. Slaughter」事件は、トランプ大統領が理由を明示せずにFTC委員のレベッカ・ケリー・スローターを解任したことから始まった。現在の最高裁は、1935年の判例を事実上覆し、「大統領には連邦職員の任免について絶対的な権限がある」と判断した。当然ながら、トランプ大統領はこの判決を歓迎した。しかし、もし民主党が中間選挙で勝利し、2028年にホワイトハウスを奪還すれば、彼らもまたトランプ政権の任命者全員を自由に解任し、その政策を覆すことが可能になる。これは、トランプ大統領が長期的な戦略よりも短期的な成果を優先しているように見える結果でもある。
一方、ホワイトハウス副首席補佐官のダン・スカヴィーノ氏と報道官のアビゲイル・ジャクソン氏はReal Raw Newsに対し、トランプ大統領がスローター氏を解任した理由は、彼女が「国家への裏切り者」だったからだと語った。彼らによれば、スローター氏は民主党の有力議員らと頻繁に会食し、自身の資産規模を超える多額の政治献金を個人候補やスーパーPACへ行っていたという。
スカヴィーノ氏は、司法省が2月に召喚状によって入手したというスローター氏の銀行記録の写しをRRNに提示した。公的記録によれば純資産約91万ドルだったスローター氏は、失脚したカリフォルニア州知事候補のエリック・スウォルウェル氏に7万ドルの小切手を送り、その後スウォルウェル氏は複数の女性から性的違法行為を告発され辞任したという。また、ゾーラン・マムダニ氏の市長選キャンペーンに2,500ドルを寄付し、2018年に「バーで働くスタイル抜群の黒髪女性(AOC)」を議会へ送り込んだとされる政治団体「Justice Democrats」にも22万5,000ドルを寄付していたとしている。
スカヴィーノ氏は、スローター氏とディープ・ステートとの関係は疑いようがなく、軍または司法省が近く反逆罪で逮捕する可能性があると述べた。
「SLAUGHTER(スローター)――まさにその名のとおりだ。この女はアメリカ合衆国への裏切り者だ! この下劣な人間は私利私欲のために我々の偉大な国をディープ・ステートと急進左派へ売り渡している。まさに反逆行為だ! 愛国者たちはおまえを見ている。トランプ大統領も、おまえが何をしているかすべて把握している。必ず責任を取らせる。我々人民は決して忘れない。MAGA!!」。
しかし今日、愛国者たちは最高裁への忠誠そのものを見直すべきだろう。最高裁は、トランプ大統領が反対していた「出生地主義(Birthright Citizenship)」を支持したからだ。この長年続く制度は、不法移民の子どもにも米国市民権を認めるというものである。最高裁は6対3で、米国に不法または一時滞在している外国人の子どもは米国市民ではないと定めたトランプ大統領の大統領令を無効とした。
別のホワイトハウス関係者はRRNに対し、この「ウォーク(Woke)的」判決は、メキシコ人女性たちが今後も納税者負担で子どもを産み続けることを助長するだろうと語った。
「そうだ。金もないのに性欲だけは旺盛な連中が、これからも救急外来に押しかけ、自分たちでは養えない子どもを産み続ける。だからワンルームのアパートに8人、10人、12人ものメキシコ人が住んでいるんだ」。
同関係者によれば、この判決はトランプ大統領にとっても予想外だったという。
「国土安全保障省(DHS)と軍は、不法移民の子どもたちを全国規模で一斉に摘発し国外退去させる準備を整えていた。しかし、最高裁がまたしてもトランプ大統領の政策に水を差した。もっとも、これは一時的な後退にすぎない」。
さらに同氏は、ハイチ出身の子ども2人の養親でもある最高裁判事のエイミー・コニー・バレット氏について、「トランプ大統領の『アメリカ・ファースト』政策にとって脅威である」と名指しで批判した。

