By Michael Baxter -2025年11月21日（Real Raw Newsより翻訳）
米海軍法務総監部（JAG）は、今年の夏にエルサレムで有罪スパイのジョナサン・ポラードと秘密裏に会ったという昨日の発覚を受け、共和党員である元アーカンソー州知事マイク・ハッカビーを拘束する許可をトランプ大統領に求めた。
ポラードは1979年から1986年の逮捕まで海軍犯罪捜査局（NCIS）の民間アナリストであった。彼自身の証言によれば、イスラエルに800以上の機密文書と1,000件のケーブルを提供したという。スパイ活動で有罪となり、終身刑を宣告されたが、2015年に釈放され、5年後にイスラエルへ移住した。連邦および軍の情報機関は彼を絶縁し、ポラードを「究極の裏切り者」と見なした。「裏切り者は一度裏切れば永遠に裏切り者だ」と情報源は述べた。
今週初め、主要メディアは、現職の駐イスラエル米国大使であるハッカビーが7月初旬にポラードと秘密会談を行っていたことを暴いた。この対面はハッカビーの公式日程に記載されておらず、火曜日の朝に報道が出るまで彼も認めていなかった。ハッカビーがAxiosに対し会合の事実を認めると、トランプ支持者の間で説明を求める声が高まった。タッカー・カールソンはXに「これは米国大使として衝撃的な行為である。ハッカビーは説明するのか？」と投稿し、スティーブン・K・バノンは「ハッカビー大使を即時召還せよ。彼は制御不能である」と書いた。MAGA系の人気論者サーノヴィッチは「米国の利益に奉仕すべき“われわれの大使”であるマイク・ハッカビーが、いまでも米国へのスパイ活動を奨励しているジョナサン・ポラードと会うことなど、どの宇宙にもあり得ない」と述べた。民主党側も不満の声に加わり、テキサス州選出のホアキン・カストロ議員は「ジョナサン・ポラードは、イスラエル政府に極めて機密性の高い国家安全保障情報を提供した有罪の裏切り者である。彼はわが国に深刻な損害を与えた。ハッカビー大使が、米国大使館でこの有罪の裏切り者ポラードと秘密裏に会ったことは容認できない」と述べた。
世論の怒りが一体となって高まるなか、ハッカビーは、会談は無害であり、機密情報を共有していないと主張した。しかし、その弁明は批判の勢いをほとんど弱めなかった。
NCISと連携して活動するJAGがこの会談を知ったとき、デイヴィッド・ブライ准将（法務総監）はホワイトハウスに電話し、ハッカビーを米国本土へ連行して拘束・尋問する許可を求めたと、JAGの情報源は述べた。
「大統領がどう反応したかは知らないが、ブライ将軍は、ハッカビーは国家安全保障上の脅威と見なされるべきであり、共和党員だからといって免除されるべきでないと伝えた。これまで何人もの売国的行為を見てきたので、本当に信じがたいことである。さらに——どうか名前は伏せてほしい。今の時代、イスラエルに批判的なことを言うだけで不名誉除隊になりかねない——米国はあの国が望む物をすべて与えている。それだけで十分に問題である。しかしブライ将軍はトランプに対し、司法省がハッカビーとポラードの関係を調査しないのであれば、軍が行うべきだと述べたのである」と情報源は語った。
