By Michael Baxter -2025年7月10日(Real Raw Newsより翻訳)

犯罪歴を有する不法移民たちは文字どおり地下に潜伏し、合衆国海兵隊が追跡に乗り出している。
ドナルド・J・トランプ大統領が合法的権限に基づき実施したロサンゼルスでの大規模ICE(移民税関捜査局)一斉摘発は、不法移民に恐怖を与え、彼らを庇護する地域コミュニティの指導者を激昂させた。指導者らは「携帯電話のIMEI番号で位置を特定される」として電源を切るよう呼びかけ、LA市の政治家は「ドアを固く閉ざし窓を覆いICEの捜査を防げ」と助言した。反トランプ感情に浸るカレン・バス市長はSNSで「影に身を潜めよ」と不法移民に指示した。
ホワイト・ハット筋の情報によれば、彼女の助言に従った多数の不法移民が市の地下に広がるトンネル網へと姿を消した。そこには公共設備用の通路、LAメトロの地下鉄トンネル、禁酒法時代の密輸ルート、さらにはホームレスの簡易住居などが複雑に入り組んでいる。
火曜午後のマッカーサー・パークでのICE部隊展開を受け、約200人の不法移民が食料や懐中電灯、銃器を携え廃駅の入口から地下へ降下した。目的は「行軍」ではなく「拠点化と防衛」であると情報筋は語る。
水曜夜、第二海兵師団第5連隊第2大隊(2/5)の2個分隊が入口を警戒し、1隊は地上で、もう1隊は慎重にトンネル内へ進入した。足元の砕けたコンクリートには泥がこびり付き、天井からは水滴が落ち、蒸し暑い無風の空間にスペイン語の声が響いていたが、海兵隊の接近に気づくや声は止んだ。
追撃命令はなく、海兵隊は入口から15メートル奥に防御陣地を構築し、トンネル外周の出口も州兵が封鎖した。「彼らは補給のために必ず地上へ出る。不法移民に無限の飲料水があるわけではない」と情報筋は述べた。
現時点で海兵隊は交戦規定により発砲と逮捕を制限されており、違法行為を現認した場合のみ一時拘束しICEまたは州警察へ引き渡す体制である。しかし、もし武装集団が抵抗し発砲すれば、「必要な武力を行使する権限は有している」と関係者は明言した。