By Michael Baxter -2025年11月3日（Real Raw Newsより翻訳）
米陸軍デルタフォースの隊員が先週、ベネズエラ南部のジャングルにあるコンパウンドを急襲し、過去18か月のあいだに米国内で拉致された米国人の子ども12人を解放し、同時にカルテルの拠点を壊滅させた。今回の任務は、同地域に展開する米軍艦隊が二重の目的――麻薬産業の打撃と、誘拐された米国人児童の本国送還――を担っている可能性を示した。
子どもたちは8〜16歳で、2024年3月から2025年7月までのあいだに米国各州のショッピングセンターや遊び場、スクールバスの停留所から姿を消した。まるで奇術師の巧妙な手品のように、跡形もなく消えたのである。
ホワイト・ハットの情報源によれば、CIAの特殊作戦グループ（SOG）が先月、アメリカ人の子どもたちが敵対勢力により、徒歩または双発ターボプロップ機が発着できる土の滑走路でしか到達できない遠隔の麻薬精製所に拘束されていることを何らかの形で把握した。SOGがどのように関与し、子どもたちと精製所の情報を得たのかは不明である。SOGの秘匿性ゆえに開示はされない。SOGとデルタが、政権が公表しているよりはるか以前からベネズエラに展開していたとの噂もある。
「デルタがどれだけ前から現地にいたのか、目標からどれほど近かったのかは知らないが、任務の割当てを受け、ゴーサインが出たときには攻撃圏内にいたことは確かだ」と情報源は述べた。
デルタ部隊——第1特殊作戦部隊デルタ分遣隊の精鋭兵士たち——は木曜深夜、無法地帯と化しているベネズエラのボリバル州に到達したと報じられている。この地域は無法民兵組織やカルテルの分派に悩まされており、部隊は要塞化されたハシエンダを監視した。その敷地は投光灯で照らされ、巡回パトロールによって守られていた。
隊員は暗視装置と消音銃を装備し、カリブ海の米海軍艦からのドローン支援を受け、15分足らずで28人の警備員を無力化した。.50口径弾で撃たれ、脊柱が白い骨片を撒き散らして外側に破裂したとされる者もいた。
制圧後、デルタは隠された地下壕を発見し、換気の悪い狭い房に収容された子どもたちを見つけた。さらに包装済みコカイン1,500キログラムを発見・破壊し、その破壊にCIAが後に激怒したと情報源は述べた。樹冠すれすれを飛ぶヘリコプターが、秘匿された前方作戦基地から発進したとみられ、オリノコ川流域に日が昇る前に部隊と解放された子どもたちを抽出した。
「手術のように正確だった。米側の死傷者はゼロだった」と情報源は語った。
子どもたちは直ちに医療ケアを受けるため安全な場所へ搬送された。
「仮説としては、大統領がベネズエラ爆撃を遅らせているのは、まだ救出すべき子どもが現地にいると分かっており、巻き添えにしたくないからという可能性がある」と情報源は述べた。
確かなのは一つ。コカインやヘロインのカルテルに対する聖戦として始まった取り組みが、多面的な秘密プログラムへと発展したということである。
この救出は、米軍が中南米カルテルの手から米国人の子どもを取り戻した事例としてこの1か月で2度目となった。10月には、米海兵隊がパナマで人身売買組織から子どもたちを救出した。
