By Michael Baxter -2025年12月4日(Real Raw Newsより翻訳)

元連邦緊急事態管理庁(FEMA)長官代行デイヴィッド・リチャードソンが、水曜深夜、ドナルド・トランプ大統領に対し「どんな代償を払っても片をつけてやる」と述べたとされる音声記録の発覚を受け、アメリカ合衆国シークレットサービスによって身柄を拘束された。
先に報じたように、リチャードソンは先月、同庁の予算削減を批判し、FEMAを代表するのは国土安全保障長官クリスティ・ノームではなく自分であると職員に語り、処方されていない薬物への過度の依存、さらには「大統領がFEMAの銃を取り上げICEに与えた」と不満を漏らしたことで、事実上更迭されていた。
リチャードソン逮捕に詳しいシークレットサービス情報源によれば、同局は先週、リチャードソンが大統領の生命に対する直接的脅迫を行ったことを把握した。司法当局に協力しているFEMA副長官が音声記録を提供したとされ、その中でリチャードソンは「どんな代償を払ってもドナルド・トランプを片づける」と述べ、さらに口で機関銃の発射音を真似ていた。匿名の内部告発者は、11月初旬の対面会議でリチャードソンの発言を秘密裏に録音したという。
情報源は、シークレットサービスが音声を法科学的に分析し、本物であると結論づけたと述べた。
リチャードソンの完全な発言は次のとおりである。
「もううんざりだ。ほかの誰も大統領執務室のこの大惨事を止めないのなら、私がやる。金でも、職でも、自由でも、何を犠牲にしても、私は自分でトランプを片づける」。
情報源は続けて語った。「午後11時20分頃、被保護対象者(大統領)への潜在的脅威に関する信頼できる情報に基づき、保護情報捜査官が連邦逮捕状を執行した。被疑者は現在、米国治安判事の初回出廷待ちで拘束されている。捜査は継続中である」。
逮捕時、リチャードソンは捜査官に対し「薬物の影響下で脅迫しただけであり、責任を問われるべきではない」と主張したとされる。
この記事執筆時点で、リチャードソンはワシントンD.C.の連邦拘置施設で連邦当局により拘束されている。

