By Michael Baxter -2025年5月9日(Real Raw Newsより翻訳)

ドナルド・J・トランプ大統領とクリスティ・ノーム国土安全保障長官は、ケイメロン・ハミルトン代行FEMA長官がディープ・ステイターである可能性があると判断し、昨日朝に解任したのである。ハミルトンは水曜日の議会証言でトランプに反旗を翻し、FEMAの解体や縮小に反対する発言を行ったうえ、週末に海兵隊がメリーランド州のFEMA訓練施設から押収した大量武器庫についてのポリグラフ検査にも不合格となった。
トランプ大統領は1月25日、腐敗に満ちた機関を浄化し大幅に縮小あるいは解体するという自身の方針に賛同することを条件に、元ネイビーシールズのハミルトンをFEMA代行長官に任命した。しかしハミルトンは水曜、下院歳出委員会国土安全保障小委員会で「連邦緊急事態管理庁を廃止するのは国民の利益にならない」と発言し、本性を露わにしたのである。
国土安全保障省は3月初旬、機密会議の内容が報道機関に漏えいした件でハミルトンにポリグラフを施し、この時は合格した。だが秘密情報がワシントン・ポストやニューヨーク・タイムズに流出し続けたため、政権は高官への定期的な再検査を実施している。
匿名を条件に語った国土安全保障省の職員二名によれば、ハミルトンは議会証言直後に再検査へ召喚され、大きく動揺した様子で本部に現れたという。質問は「FEMA内の現在の汚職を把握しているか」「トランプ大統領のFEMA解体・州主導災害救援案を支持するか」「エミッツバーグの国家緊急事態訓練センターに武器庫があると知っていたか」の三点が核心で、結果は‐12点、明白な虚偽判定であった。
翌木曜朝、ハミルトンは再び本部へ呼び出され、トロイ・エドガー国土安全保障副長官とコーリー・ルワンドウスキからトランプ大統領による解任を告げられ、私物を箱に詰めて退去する姿が目撃された。
後任には、最近まで大量破壊兵器対策担当次官補を務めていたデイビッド・リチャードソンが就任した。リチャードソンはかつて海兵隊砲兵部隊を率いてアフガニスタンとイラクで指揮を執った経歴を持つ。